Blog,  ゆきのこと,  子供のこと

「頭はどこ行っちゃったの?」

 

まず聴く、そして…



私が子育ての中で大切にしていることに「傾聴」がある。
傾聴は自分の価値観で良い悪いをジャッジせず共感することで相手の伝えたいことの本質をキャッチしていくもの。

子供ならではの話の寄り道、すり替え、色々ある中でじっと聴く。
この、じっと聴くというのがなかなか難しくてついつい途中で口を挟んで話しを奪ってしまい娘が話すことをやめてしまう事もある。
(大失敗だー、とすごく落ち込むよ)

忙しい時なんかはキッチンから背中を向けて聞いてしまう事もあるしPCや携帯から目が離せないこともあるし…
全体的に「傾聴」とは、私にとっては修行なんだよね。



じっと聴いて、娘が話したいことを話したいように言ったあと、今度は寄り道、すり替え、こんがらがった思考を解(ほど)く作業を一緒にしていく。





その時どう思ったの?
どうしてそう思ったの?
相手にどうして欲しかったの?
相手はどうして欲しかったから怒ったんだろう?
次はどうしたら良いと思う?



叱る、抑えつける、で子供の思考を奪わないように気をつけている(つもり)ので、6歳になった娘はだいぶ心の中を言葉で表す力がついてきたように思う。



問題が起きた時の備え

私の仕事は不規則なので児童クラブに行く日と行かない日がある。
先日、児童クラブに行く日なのに自宅に帰ってきてしまって

「えー!今日は児童クラブの日なのになんで帰ってきちゃったのー?」

と、思わずいうと、娘が号泣しながら

「だって、先生が家って言うんだもん。私も、おかしいなって思ったもん(号泣)」

と言うことがあった。
あちゃー、やっちゃった!(事情聞く前に責めちゃったよ)と思ったけど、抱きしめながら話し合ってみた。



今日はさ、お母さんいたけど、出かけてて、ドアが開かなかったらどうする?

>鍵貸してくれてたら良いじゃん



そっか、じゃあ、鍵を渡そうね(なんとなく避けてたけど、ここが渡すタイミングか)。で、家に入ったらまず何する?

>手を洗って宿題する



お〜、それもすごくいい!でもその前にしてほしいことあるんだよね。一人で家にいる時の約束思い出せる?(最近、15分くらいの外出で留守番練習中)

>??


佐川さんでも、クロネコさんでも、ドア開けない約束覚えてる?

>あ!鍵を閉める!



そうだね、すごく良いと思う。あと、お母さんが帰るまでに家ですごく困ったことがあったらどうしたら良いと思う?

>電話する?



電話持ってないよね(笑)

>そうか。ん〜、、、家から出ない。




それも大切だ!でもね、どうして良いかわからないくらい大変なことが起きたら〇〇さんちか、〇〇さんち(ご近所さん)にいって、大人に助けてくださいって言ってね。

>うん。


あなたが一人にならないようにお母さんも気をつけるけどね、と付け足したが、今後、起きないとも言えないことだからいい機会だったな、と思った(ちなみに学校へは報告したよ)。




人間は生まれながらに哲学的思考

追い詰められた状況で、理性的な判断をするのなんて大人でも難しい。
私だって、いつも衝動的な発言、行動でいっぱい失敗する(そんで後悔して泣く)。

だから、幼少期は解決策を渡すのが基本だけど、思考を止めない練習も必要だと思う。




先週、家族でドラマを見ている時に、娘と同じくらいの年齢の子が虐待されるシーンがあった。
学校の宿題(音読:国語の教科書を声に出して読む)を、疲れて寝ている母のそばで行い、怒鳴り散らされ、物を投げつけられ、極寒のベランダに出される、と言うシーン。

あっ、これは、見せたくないな、酷だな、と思い、夫と目配せして消したんだけど娘はすっかりドラマに入りこんじゃちゃってて、目に涙を浮かべていた。




ごめんね、辛いね、見たくないよね、消そう、消そう
>…



どう思った?

>あのさ、あのお母さん、頭おかしくなったの?




わからない。でもさ、お母さんがああ言うふうになったらどうする?
>私は大好きなのに、酷すぎる!いやだ!悲しいよ(泣)
ねえ、お母さん。ああなった時、頭はどこ行っちゃったの?おかしすぎるよ。





う〜ん…難しいけど、頭はどこにも行かないんだよね。大切にしたい、大好きだって優しい気持ちはここ(体の中)にあるんだけど、それが見えないくらい、忘れちゃうくらい、大変な気持ちとか疲れていたりとかが覆い隠しちゃって、どんどん追い詰められていっちゃうんだよね。

お母さん、そうならないように気をつけるけど、もしそうなってあなたを傷つけたらお父さんでも、先生でもいいから、周りの大人の人に言ってね。
お母さんのこと大好きでも、お母さんがあなたのこと大好きでも、あなたを傷つけていい理由にはならないからね。




ここでもやっぱり、解決法も渡しておくことが大切だと思った。
大切な人でも、やっちゃいけないことがあること、受け入れなくていいことがあること、知っておいてほしいと思ったから。


そして、子供の感性というか、質問の鋭さに改めて驚いた。
とにかく本質を捉えにいこうとする質問に思えたし、哲学してるな〜ってめちゃくちゃ感心した。

価値観や概念が未成熟な今、答えを簡単に渡しちゃったら、そこ(私の考え)が娘の軸になってしまうから、それは避けたいな、と思っている。
表現の仕方もすごく引っかかるけど、そこは傾聴、傾聴(「頭おかしい」っていう言葉を直したくなった笑)

じっとまず聴く。







みなさんは、どんなふうに子供と話している?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA